永井荷風（ながいかふう）

本名は永井壮吉。明治12年（1879年）、東京市古石川区金富町（現文京区春日）に生まれる。「荷風」の名は帝国大学第二病院に入院中に恋心を寄せた看護婦の名・お蓮に由来する。

1987年、『上海旅行』を発表（処女作か）。
1903年～07年、タコマやニューヨークなど渡米。
1907～08年、フランスに滞在。『あめりか物語』を発表。翌年『ふらんす物語』が発売禁止となる。
1926年、このころからカフェーに出入りするようになる。
1931年、『つゆのあとさき』を発表し、新たなスタイルの作品を生む。
1952年、文化勲章を受章。
1959年、80歳で死去。

初版本や全集など高価買取。小説だけではなく詩人としても評価が高い。