「百怪、我ガ腸ニ入ル 竹中英太郎作品譜」を入荷いたしました。

1990年 三一書房

竹中英太郎 (1906-1988)
昭和の挿絵画家。
長男は評論家の竹中労。『琉球共和国』、『仮面を剥ぐ』、『左右を斬る』、『浪人街 天明餓鬼草紙』などの労の著作や、労が制作したレコードのジャケットなどの装画を数多く手掛けた。福岡での労働運動ののち上京。「新青年」誌上に江戸川乱歩、夢野久作らの挿絵をかき人気をえる。1936年、二・二六事件を境に絵筆を折り、満州(中国東北部)にわたるが、14年強制送還される。戦後は山梨日日新聞論説委員、新聞労連副委員長、地労委会長。
昭和42年以降に長男の懇願により再び筆を執った作者によって、肉親への愛情と己の歓びのために書かれた作品をまとめた本作。「絵を金銭に換えるな」という強い遺志により、ほとんどの作品が散逸せず保管され、生前の貴重な作品がまとめられています。途中に収められたさまざまな美術家からの寄稿も見どころです。エロ・グロ・ナンセンスの寵児ともいえる作者の圧倒的な魅力が感じられる1冊となっています。

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