「瀧口修造 白と黒の断想」を入荷いたしました。

2011年 幻戯書房

滝口修造(1903~1979)
詩人・美術評論家。富山の生まれ。
慶大在学中に西脇順三郎を知りシュールレアリスムに傾倒。昭和5年に30年に親交のあったフランスの詩人アンドレ・ブルトンの『超現実主義と絵画』を翻訳、その後フランスの現代詩と美術を研究紹介、とくにシュルレアリスムをはじめ前衛芸術運動の推進に力を尽くした。41年には政府の前衛美術弾圧のため検挙され、8か月間拘留された。第二次世界大戦後は若い前衛的な詩人、美術家、音楽家たちと「実験工房」を結成、前衛的な現代美術の発展に指導的役割を果たした。
本書は「瀧口修造コレクション」全14冊にも未収録の絵画、彫刻、版画、写真評をすべて図版入りで集成し、関連する評論、詩、エッセイ、インタビューなどを加えた構成の1冊です。作品とともに作者自身の解説ともいえる文章があることで、より作品への理解度を上げることができる内容になっています。
「色」という情報を削ぎ落とした地平線に見えてくる、豊かな「色彩」を体感してください。

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