開高健全集が入荷致しました

1994年 新潮社

大阪市天王寺区で父・正義、母・文子との間に長男として生まれる。

大学在学中、谷沢永一主宰の同人誌『えんぴつ』に参加した。1952年1月、同人仲間だった詩人牧羊子(壽屋勤務)と結婚し、同年7月13日に、長女開高道子が誕生。1953年2月、大学在学中に洋書輸入商の北尾書店に入社する。1953年12月1日に大阪市立大学卒業。

1954年2月22日、すでに壽屋社員であった妻・羊子が育児のため退社するのに伴い、後任者として壽屋宣伝部に中途採用され、PR誌『洋酒天国』の編集やウイスキーのキャッチコピー(トリスウイスキーの「人間らしくやりたいナ」が有名)を手がけた。この時代に『裸の王様』で芥川賞を受賞。 遅筆で知られ、受賞後第一作となる「文學界」から依頼された原稿を、締め切り間近になっても上げることができなかった。開高は先に「群像(講談社)」に提出していた原稿を持ち帰り「文學界」に提出してその場を凌いでいた。しかし、講談社の怒りを買って絶縁状を叩き付けられ、16年もの間講談社から干されてしまった。これを機に壽屋を退職し、執筆業に専念。数々の賞を受賞する。

  • 1958年  『裸の王様』で芥川賞。
  • 1968年  『輝ける闇』で毎日出版文化賞。
  • 1979年  『玉、砕ける』で川端康成文学賞。
  • 1981年   第二十九回菊池寛賞。「ベトナム戦記」から「もっと遠く!」「もっと広く!」に至るルポルタージュ文学確立の功績
  • 1987年  『耳の物語』で日本文学大賞。

1989年、食道癌の手術後、『珠玉』を脱稿するも東京都済生会中央病院に再入院、食道腫瘍に肺炎を併発し死去。享年58歳。

従来の日本文学の枠を超えた行動と饒舌の作家・開高健

その巨大な足跡のすべてを明らかにする決定版全集です。

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