「ハンザ 12-17世紀」が入荷いたしました。

2016年 みすず書房

ハンザとは、中世北ヨーロッパの都市商人による商業同盟で、北海・バルト海沿岸の交易と経済圏を支配した組織です。もともとは都市間を交易して回る商人の組合的団体を指しました。後にこの言葉は特定の都市連合を指す固有名詞として用いられるようになり、13世紀以降、北ドイツやバルト海沿岸の都市が結成した大規模な商業同盟を指すようになりました。

ハンザ同盟の商人ネットワークは、イギリス、スカンディナヴィア、ロシア、オランダ、ベルギーなど北ヨーロッパ全域に及びました。北海・バルト海交易では、穀物、材木、毛皮など生活必需品を大量に扱い、商人同士の協力が不可欠でした。これにより、都市の自治や経済発展、広範な商業圏の形成が可能となり、ヨーロッパ北部の経済を数百年にわたり支配しました。

本書は、このすぐれて中世的でありながら、奇妙な交易共同体の黎明期から終焉までを追った全史です。通史に加え、ハンザの組織構造、都市間の関係、船舶・航海・船主のありよう、ハンザ商人の類型と生涯、ライバルとの競争、地域ごとの交易品、生み出した言語・美術なども章別に詳細にとりあげ、ハンザを多角的に解説しています。

ハンザを余すところなく詳述し、ハンザ通史最良の定番としての地位を獲得した決定版です。

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