2008年 筑摩書房
中山 元 (1949-)
東京大学教養学部教養学科中退。哲学者・翻訳家。哲学サイト「ポリロゴス」を主宰。『戦争の思想史』『〈他社〉からはじまる社会哲学』(平凡社)、『フロイト入門』(筑摩選書)、『思考の用語辞典――生きた哲学のために』(ちくま学芸文庫)、『フーコー入門』『高校生のための評論分キーワード100』(ちくま新書)、『わたしたちはなぜ笑うか――笑いの哲学史』(新曜社)などの著書のほか、アレント『責任と判断』、『メルロ=ポンティ・コレクション』、カント『純粋理性批判』など多くの翻訳書がある。
ミシェル・フーコー晩年の中心概念であるパレーシア(真理を語る勇気)を、古代ギリシア哲学 からヘレニズム、 さらにヘブライ思想 から初期キリスト教という西洋哲学のはるかな二大源流に遡って体系的に再構築した本著。フーコーが晩年に展開した「主体の技法」「真理と自己」の問題系を、歴史的テクストの精密な読解を通して総合的に示しています。
フーコーが参照した膨大な古典テクスト(ギリシア悲劇、プラトン、ストア派、教父文献など)を丹念に読み直し、「真理を語る主体はいかに形成されるか」 というフーコー晩年の問いを歴史的に展開した大著になっています。




