2004年 青土社
西欧の伝承の基層にあって、神話・宗教・文学・美術・音楽・映画・コミックなど、西欧文化のあらゆる場面に立ち現われる「天使」。
美しいもの・清らかなものへの人間の無限の憧憬を象徴化したともされていますが、未だに実態が明らかになっていない天使たちの生態を整然とまとめています。
前半部では天使の歴史をまとめ、後半では天使に実際に遭遇したとされる人物への報告を取り上げ、未知の存在である天使の実像に迫り、さらには結局のところ天使とはいったい何かという議論にも踏み込んでいます。
キリスト教にとどまらず天使というイメージ全般について語り、日本人にとってあまりなじみのない存在である天使を紐解き、西洋文化を知る新たな視点を得ることができる内容になっています。
当時の日本に天使ブームを巻き起こしたきっかけともいえる“天使の図像学”です。




