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2008年 大修館書店

佐藤 信夫 (1932-1993)
日本の言語哲学者。専門はフランス思想および言語哲学。東京府出身。東京大学文学部哲学科卒。國學院大學助教授、教授。言葉の構造と意味をレトリックの面から探求する。19世紀末まで人文教養の中心で、それ以後急速に消滅したレトリックを見直そうとする。 おもに「レトリック」に関する著作を数多く残したことで知られている。

日本の名文をレトリックの型から読み解く画期的な本作。 省略、反復、比喩、誇張、対比、暗示、仮説論法など効果的で魅力的な表現を求め、古代ギリシャ以来2000年以上にわたって西洋で研究・議論され続けてきた“レトリック”。その概念・技法を46の型にまとめています。引用例には明治から現代までの文学を中心に、古典や落語なども含めた時代を代表する日本の文章と、アリストテレス・キケロ・シェイクスピア・ダンテなどの文章を例示。それぞれのレトリックの共通点と独自性が理解しやすい構成になっています。
西洋のレトリック論と日本文学をつなぐ、初めての本格的レトリック事典です。

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