「朝鮮戦争と吹田・枚方事件 戦後史の空白を埋める」が入荷いたしました。

2005年 明石書店

脇田憲一 (1935-2010)
労働運動史研究者。元・大阪総評地方オルグ、高槻市議会議員。
17歳のとき共産党に入党し、枚方事件に参加して検挙される。武装闘争路線が放棄された六全協後は共産党から見捨てられ、「極左冒険主義者」の汚名を背負ったが転向はしなかった。2004年に吹田事件・枚方事件、奈良・和歌山における山村工作隊の実態を自分史も含めて書いた『朝鮮戦争と吹田・枚方事件』)を刊行した。

日本共産党が武力革命での革新を推し進めていた、1952~1953年の枚方・吹田事件・台風による水害の救援活動などの諸事件について、
実際に共産党員であり、事件に参加した著者の目で見た当時の戦後史をまとめた本書。社会変革を信じて参加した、終戦直後の、日本の若者や朝鮮籍の人々の懸命な姿について記しされています。
朝鮮戦争と共産党の政治活動の関連・当時の共産党組織への批判など、未発表の資料をふんだんに駆使し、知られざる戦後史を詳細に検証した1冊です。

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