「赤い春 私はパレスチナ・コマンドだった」が入荷いたしました。

2007年 集英社インターナショナル

和光晴生(1948-2023)
日本のテロリスト・新左翼活動家。革命家。日本赤軍元メンバー。
宮城県仙台市出身。1968年に慶應義塾大学に入学するが、医学部が米軍から研究資金を受けていたことが報道されたことを契機に起きた学内の抗議運動がきっかけで学生運動に参加し、2年で除籍に。大学中退後、映画監督である若松孝二の下で働き始め、若松と足立正生の映画「赤軍-PFLP・世界戦争宣言」の『赤バス隊』と呼ばれた上映隊で全国を巡った。
1973年、日本赤軍に参加。1974年にシンガポール事件・ハーグ事件、1975年のクアラルンプール事件に参加する。その後、世界を相手にしたテロを繰り返す日本赤軍に不満を持ち、脱退。パレスチナ人民解放軍の一員となる。

著者の和光氏の獄中での手記をまとめた1冊。
そこにはパレスチナ解放闘争の戦闘員としての日常が淡々と記されています。
異国の戦記にある重苦しい空気がなく、確かに存在した日常について描かれ、
20代半ばで日本を離れた筆者の戦闘員としての「青春」について、客観的な視点を持ち合わせながら記されています。

書籍詳細・ご注文はこちら